キールのシストレ日記
イザナミを使ったシストレ、FXなどで資産運用をしています。
前回の続きで、自分がスワップ戦略で大損した話の続きです。前回の記事の後日談がメインになっているため、まだ読んでいない方はそちらから読んでもらえると嬉しいです。
スワップ戦略での大失敗1
後日談を書く前に、前回の記事で文字の色を変えていた所がいくつかあったと思います。色の意味は、赤は一連の流れで失敗や軽率な行動だった部分、青は良かった行動になります。色別の行動を抜き出してみると、
●悪かった行動
・各業者の説明ページや規則の部分を読んでいなかった
・マネパの証拠金維持率がDMMFXより低い事に疑問を感じながらも調べなかった
・トルコリラショックを他人事だと思った
●良かった行動
・大損が確定してしまうがルールが崩れた事を受け入れ、売り建ての手仕舞いを行った
比べるまでもなく悪い行動の方が多いですね(^^;)
さて、文字の色ですが赤と青以外に一箇所だけ緑を使った部分があります。
ロスカット相当になる証拠金維持率100%未満になるのは約6.61円ぐらいと分かりました
実はこの1文が後日談の内容へと繋がります。ここで強制ロスカットになった時の南アフリカランドのチャートをもう1度載せます。
緑字の文とチャートを見比べて何か気が付く事がないでしょうか?そうです、この日の最安値は6.854円で、ロスカットラインの6.61円とは0.2円以上離れています。0.2円というとドル円やユーロ円では大した値幅ではないですが、新興国通貨のそれは大きな値幅です。スプレッド拡大の可能性ももちろんありましたが、システムエラーの可能性もあり問い合わせをしてみました。すると予想だにしていない答えが返ってきたのです。
結論から書いてしまうとマネパの強制ロスカットは正常でした。だったらロスカットシミュレーターで計算したロスカットラインは何だったのでしょうか?この謎はマネパHPに記載されていました。前回の記事でマネパにはPFXとnanoの2口座があると書きましたが、証拠金についてそれぞれこのようになっています。
・PFX
・nano
PFXは1万通貨、nanoは100通貨での記載のためnanoの方の建玉必要証拠金金額を100倍してください。するとPFXもnanoも同じ金額になると思います・・・1箇所を除いて。nanoの方にはPFXにはない80円未満の欄があります。80円未満は5円刻みで建玉必要証拠金金額が20円ずつ減額ということで、しばらくは上記の表の流れが続きます。ところが※にはこんな事が書いてあります。
※下限は100円となります。
この表に従い、終値と建玉必要証拠金金額を下げていくと20円以上25円未満の所で100円になります。本来なら15円以上20円未満は80円になるのですが、※の文にあるようにここからは100円で止まります。当然7、8円の南アフリカランドの建玉必要証拠金金額も100通貨あたり100円必要となります。
これが何を意味するのかというと、現時点で個人投資家のレバレッジは25倍ですが、マネパnanoにおいて20円未満の通貨の最大レバレッジ25倍よりかなり低くなるということです。例えばですが、4/12終了時点でドル円は112円です。上の表の110円以上(115円未満)に相当するため1万通貨あたりの建玉必要証拠金金額は46000円です。最大レバレッジについて解くと、
最大レバレッジ=終値×通貨数÷証拠金
=112×10000÷46000
=24.34倍
と25倍に近い数字が出ます。
しかし今回の南アフリカランド(8円)で考えると、
最大レバレッジ=終値×通貨数÷証拠金
=8×10000÷10000
=8倍
つまりマネパnanoでは南アフリカランドは最大8倍までしか建てる事ができなかったのです。最大レバレッジが25倍だろうが8倍だろうが、全力で建てないから問題ないと思う方もいるかもしれませんが、最大レバレッジが低いほどロスカットラインが近くなります。
長々と書いてきたので一旦まとめますが、自分はこの事を知るまでは前回のPFXとnanoをまとめた表にあったように、証拠金維持率がPFXの場合は40%未満になった時、nanoの場合は100%未満になった時に強制ロスカット発生する。違いはこれだけだと思っていました。しかし実際はそれ以外にもnanoの場合は、通貨の価格帯(20円未満)からは強制ロスカットラインがより近くなっていたというわけです。
マネパnanoとDMMFXで同じ入金額、同じ通貨数、近い価格で建てたにも関わらず、証拠金維持率に違いが出たのはこれが原因でした。ロスカットシミュレーターはPFXのページにあったもので、nanoでも20円以上の通貨なら100%未満の欄を見ることで、問題なく使えますが、それ未満の価格では全く意味がなかったというわけです。
最後になりますが、今回の流れについて証拠金の仕様説明のため具体的な業者名を書いて説明してきました。ここまでの流れを見る限りだとマネパを非難している感じも見えてしまいますが、全くそのようなつもりはありません。HPにしっかり記載してある事項でしたし、確認を怠った自分が100%悪いです。また上記の件で問い合わせをした際、自分が納得のできる丁寧な回答をいただきました。現在はスワップ戦略の条件に合致していないので、口座の利用はしていませんが、条件が合えばまた利用したいと思います。
それでは~。
スワップ戦略での大失敗1
後日談を書く前に、前回の記事で文字の色を変えていた所がいくつかあったと思います。色の意味は、赤は一連の流れで失敗や軽率な行動だった部分、青は良かった行動になります。色別の行動を抜き出してみると、
●悪かった行動
・各業者の説明ページや規則の部分を読んでいなかった
・マネパの証拠金維持率がDMMFXより低い事に疑問を感じながらも調べなかった
・トルコリラショックを他人事だと思った
●良かった行動
・大損が確定してしまうがルールが崩れた事を受け入れ、売り建ての手仕舞いを行った
比べるまでもなく悪い行動の方が多いですね(^^;)
さて、文字の色ですが赤と青以外に一箇所だけ緑を使った部分があります。
ロスカット相当になる証拠金維持率100%未満になるのは約6.61円ぐらいと分かりました
実はこの1文が後日談の内容へと繋がります。ここで強制ロスカットになった時の南アフリカランドのチャートをもう1度載せます。
緑字の文とチャートを見比べて何か気が付く事がないでしょうか?そうです、この日の最安値は6.854円で、ロスカットラインの6.61円とは0.2円以上離れています。0.2円というとドル円やユーロ円では大した値幅ではないですが、新興国通貨のそれは大きな値幅です。スプレッド拡大の可能性ももちろんありましたが、システムエラーの可能性もあり問い合わせをしてみました。すると予想だにしていない答えが返ってきたのです。
結論から書いてしまうとマネパの強制ロスカットは正常でした。だったらロスカットシミュレーターで計算したロスカットラインは何だったのでしょうか?この謎はマネパHPに記載されていました。前回の記事でマネパにはPFXとnanoの2口座があると書きましたが、証拠金についてそれぞれこのようになっています。
・PFX
・nano
PFXは1万通貨、nanoは100通貨での記載のためnanoの方の建玉必要証拠金金額を100倍してください。するとPFXもnanoも同じ金額になると思います・・・1箇所を除いて。nanoの方にはPFXにはない80円未満の欄があります。80円未満は5円刻みで建玉必要証拠金金額が20円ずつ減額ということで、しばらくは上記の表の流れが続きます。ところが※にはこんな事が書いてあります。
※下限は100円となります。
この表に従い、終値と建玉必要証拠金金額を下げていくと20円以上25円未満の所で100円になります。本来なら15円以上20円未満は80円になるのですが、※の文にあるようにここからは100円で止まります。当然7、8円の南アフリカランドの建玉必要証拠金金額も100通貨あたり100円必要となります。
これが何を意味するのかというと、現時点で個人投資家のレバレッジは25倍ですが、マネパnanoにおいて20円未満の通貨の最大レバレッジ25倍よりかなり低くなるということです。例えばですが、4/12終了時点でドル円は112円です。上の表の110円以上(115円未満)に相当するため1万通貨あたりの建玉必要証拠金金額は46000円です。最大レバレッジについて解くと、
最大レバレッジ=終値×通貨数÷証拠金
=112×10000÷46000
=24.34倍
と25倍に近い数字が出ます。
しかし今回の南アフリカランド(8円)で考えると、
最大レバレッジ=終値×通貨数÷証拠金
=8×10000÷10000
=8倍
つまりマネパnanoでは南アフリカランドは最大8倍までしか建てる事ができなかったのです。最大レバレッジが25倍だろうが8倍だろうが、全力で建てないから問題ないと思う方もいるかもしれませんが、最大レバレッジが低いほどロスカットラインが近くなります。
長々と書いてきたので一旦まとめますが、自分はこの事を知るまでは前回のPFXとnanoをまとめた表にあったように、証拠金維持率がPFXの場合は40%未満になった時、nanoの場合は100%未満になった時に強制ロスカット発生する。違いはこれだけだと思っていました。しかし実際はそれ以外にもnanoの場合は、通貨の価格帯(20円未満)からは強制ロスカットラインがより近くなっていたというわけです。
マネパnanoとDMMFXで同じ入金額、同じ通貨数、近い価格で建てたにも関わらず、証拠金維持率に違いが出たのはこれが原因でした。ロスカットシミュレーターはPFXのページにあったもので、nanoでも20円以上の通貨なら100%未満の欄を見ることで、問題なく使えますが、それ未満の価格では全く意味がなかったというわけです。
最後になりますが、今回の流れについて証拠金の仕様説明のため具体的な業者名を書いて説明してきました。ここまでの流れを見る限りだとマネパを非難している感じも見えてしまいますが、全くそのようなつもりはありません。HPにしっかり記載してある事項でしたし、確認を怠った自分が100%悪いです。また上記の件で問い合わせをした際、自分が納得のできる丁寧な回答をいただきました。現在はスワップ戦略の条件に合致していないので、口座の利用はしていませんが、条件が合えばまた利用したいと思います。
それでは~。
プロフィール
HN:
キール
性別:
男性
自己紹介:
8年ほど前に会社の持ち株会がきっかけで、株に興味を持つものの、ニュースやファンダメンタルズばかりを考え、何度も痛い目にあう。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
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年間収支(シストレ)
2024年
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
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