キールのシストレ日記
イザナミを使ったシストレ、FXなどで資産運用をしています。
久々にFXの個別記事でも。先月末になんとか生涯収支がプラスになりましたが、とても長い道のりでした(^^;)再三再四書いてますが、大損した原因はスワップ戦略の失敗によるものでした。これまで詳しく書いていませんでしたが、注意喚起と自分への戒めと備忘録として時系列で書いてみたいと思います。
①マネーパートナーズFXnanoとDMMFXで南アフリカランドの両建てをつくる
7月27日にマネーパートナーズFXnano(以後マネパ)で南アフリカランドの買いを、DMMFXで南アフリカランドの売りを建てました。通貨数は500万通貨でした。
この時期マネパではスワップ強化のキャンペーンをやっていて、1万通貨で20円のスワップポイントがもらえました。一方でDMMFXでは1万通貨で9円の支払いだったため、差にすると11円の受け取り、500万通貨では11円×500=5500円が毎日もらえる状況でした。
この取引は自分にとってFXデビュー戦でした。取引は初めてだったものの、金融商品でいえば株取引を長くやってますし、FX自体も多少は勉強していたので、各業者の説明ページは特に読まず両建てを作りました。建てる事は問題なくできたのですが、ここで1つ疑問点が表面化します。マネパ、DMMFXともに同じ金額を入金し、ほぼ同じ価格付近で建玉を作ったのに、マネパFXの方が証拠金維持率が低く表示されています。疑問には思ったものの、深くは考えず、念のため追加入金をするにとどめました。
②ロスカットラインの計算とマネパ2口座の特徴
スワップ戦略は建玉さえ作り終えれば、あとは手仕舞いまではする事がありません。ただロスカットラインがどの辺になるのか気になったので、ロスカットシュミレーターなるものを使って計算しました。
マネパには実は2種類の口座があります。自分が今回使ったnanoの他にPFXがあります。両口座の違いはこんな感じになってます。
大きなところだと最低売買通貨数だったり、スワップポイントやロスカットラインなどが違います。タイプ別に言えば、PFXが中~上級者向き、nanoが初心者やスワップポイント狙い向きです。実は他にも違うところがあったのですが・・・ひとまず置いといてロスカットシュミレーターを使用してみました。(現在は使用停止?なのか見つかりません。)するとロスカット相当になる証拠金維持率100%未満になるのは約6.61円ぐらいと分かりました。
③トルコリラショック
両建てして2週間ぐらいが経った8/10に大きなターニングポイントが訪れます。新興国通貨の1角であるトルコリラが大暴落を引き起こしたのです。
俗に言うトルコリラショックというもので、20円の攻防を演じた後、堰を切ったかのようにリラ安円高へ傾きました。前日も1円近くの下落(ドル円での5円相当)しているのに、この日は19.9円→15.8円と4円以上の下落(ドル円での21円相当)というとんでもないものでした。
その日のチャートは自分も見ていたのですが、おっかないな~と思う所はあったけども、正直な所対岸の火事の認識でした。そして飛んできた火の粉が密かに、だけど着実に自分を燃やし始めていたのをその時は気づきませんでした・・・。
④新興国通貨ショック
そして土日を挟み週明けの8/13ついにその時が来ます。起床した後、寝ぼけまなこでスマホを見るとメールが届いてます。差出人はマネパからで、開いてみるとロスカットアラートのメールでした。一気に眠気が覚め、何が何だか分からないままPCの電源をつけると、南アフリカランドが大幅に下落をしていました。
週末の始値が8円台だったのに、始値7.7円から一気に6.8円まで落ちてます。(ドル円換算だと12円相当です。)急いでマネパの口座を見てみると、すでに強制ロスカットされたあとで、ポジションが無くなっていました。
それを見て、頭が真っ白になり思考が止まりました。が、すぐに大事な事を思い出しました。DMMFXの売り建ては残ったままです。上のチャートのローソク足ならびに、上の安値と終値を見てもらうと分かりますが、この日は6.8円をつけたあとに、急激に戻しています。ということは売り建ての利益が時間とともに減っている事を意味してます。
DMMFXにログインするとすでにマネパの強制ロスカットを受けたところからかなり戻してました。しかも急変動時に起こるスプレッド拡大がおさまっていない状態でした。ここで自問自答をしました。
今手仕舞いしたら為替損益とスプレッド拡大で大損をしてしまう。これだけの急変動なんだからもう1回ぐらい下げのチャンスがあるはず。FXを始めて2週間足らずなのにこんな大損をしたくない。
色々な思いがありましたが、自分が出した答えはポジションを整理するでした。この行動に至ったのには長年株のシストレをしていたのが大きかったです。シストレは作成したルールに従ってトレースしていくのが基本となります。今回の状況は買い建てを手仕舞いした(されてしまった)のだから、当然売り建ても手仕舞いしなければなりません。自分の都合の良いようになるよう期待したりするのは、ルールでもなんでもありません。前提条件が崩れたのだから手仕舞い以外はありえないと自分に言い聞かせて急いで手仕舞いを行いました。
この一連の出来事での損失は137万円となり、株を含めた投資家人生でワースト1位の損失となりました。
長くなりましたので、後日談と振り返りについては次の記事で書きたいと思います。
それでは~。
①マネーパートナーズFXnanoとDMMFXで南アフリカランドの両建てをつくる
7月27日にマネーパートナーズFXnano(以後マネパ)で南アフリカランドの買いを、DMMFXで南アフリカランドの売りを建てました。通貨数は500万通貨でした。
この時期マネパではスワップ強化のキャンペーンをやっていて、1万通貨で20円のスワップポイントがもらえました。一方でDMMFXでは1万通貨で9円の支払いだったため、差にすると11円の受け取り、500万通貨では11円×500=5500円が毎日もらえる状況でした。
この取引は自分にとってFXデビュー戦でした。取引は初めてだったものの、金融商品でいえば株取引を長くやってますし、FX自体も多少は勉強していたので、各業者の説明ページは特に読まず両建てを作りました。建てる事は問題なくできたのですが、ここで1つ疑問点が表面化します。マネパ、DMMFXともに同じ金額を入金し、ほぼ同じ価格付近で建玉を作ったのに、マネパFXの方が証拠金維持率が低く表示されています。疑問には思ったものの、深くは考えず、念のため追加入金をするにとどめました。
②ロスカットラインの計算とマネパ2口座の特徴
スワップ戦略は建玉さえ作り終えれば、あとは手仕舞いまではする事がありません。ただロスカットラインがどの辺になるのか気になったので、ロスカットシュミレーターなるものを使って計算しました。
マネパには実は2種類の口座があります。自分が今回使ったnanoの他にPFXがあります。両口座の違いはこんな感じになってます。
大きなところだと最低売買通貨数だったり、スワップポイントやロスカットラインなどが違います。タイプ別に言えば、PFXが中~上級者向き、nanoが初心者やスワップポイント狙い向きです。実は他にも違うところがあったのですが・・・ひとまず置いといてロスカットシュミレーターを使用してみました。(現在は使用停止?なのか見つかりません。)するとロスカット相当になる証拠金維持率100%未満になるのは約6.61円ぐらいと分かりました。
③トルコリラショック
両建てして2週間ぐらいが経った8/10に大きなターニングポイントが訪れます。新興国通貨の1角であるトルコリラが大暴落を引き起こしたのです。
俗に言うトルコリラショックというもので、20円の攻防を演じた後、堰を切ったかのようにリラ安円高へ傾きました。前日も1円近くの下落(ドル円での5円相当)しているのに、この日は19.9円→15.8円と4円以上の下落(ドル円での21円相当)というとんでもないものでした。
その日のチャートは自分も見ていたのですが、おっかないな~と思う所はあったけども、正直な所対岸の火事の認識でした。そして飛んできた火の粉が密かに、だけど着実に自分を燃やし始めていたのをその時は気づきませんでした・・・。
④新興国通貨ショック
そして土日を挟み週明けの8/13ついにその時が来ます。起床した後、寝ぼけまなこでスマホを見るとメールが届いてます。差出人はマネパからで、開いてみるとロスカットアラートのメールでした。一気に眠気が覚め、何が何だか分からないままPCの電源をつけると、南アフリカランドが大幅に下落をしていました。
週末の始値が8円台だったのに、始値7.7円から一気に6.8円まで落ちてます。(ドル円換算だと12円相当です。)急いでマネパの口座を見てみると、すでに強制ロスカットされたあとで、ポジションが無くなっていました。
それを見て、頭が真っ白になり思考が止まりました。が、すぐに大事な事を思い出しました。DMMFXの売り建ては残ったままです。上のチャートのローソク足ならびに、上の安値と終値を見てもらうと分かりますが、この日は6.8円をつけたあとに、急激に戻しています。ということは売り建ての利益が時間とともに減っている事を意味してます。
DMMFXにログインするとすでにマネパの強制ロスカットを受けたところからかなり戻してました。しかも急変動時に起こるスプレッド拡大がおさまっていない状態でした。ここで自問自答をしました。
今手仕舞いしたら為替損益とスプレッド拡大で大損をしてしまう。これだけの急変動なんだからもう1回ぐらい下げのチャンスがあるはず。FXを始めて2週間足らずなのにこんな大損をしたくない。
色々な思いがありましたが、自分が出した答えはポジションを整理するでした。この行動に至ったのには長年株のシストレをしていたのが大きかったです。シストレは作成したルールに従ってトレースしていくのが基本となります。今回の状況は買い建てを手仕舞いした(されてしまった)のだから、当然売り建ても手仕舞いしなければなりません。自分の都合の良いようになるよう期待したりするのは、ルールでもなんでもありません。前提条件が崩れたのだから手仕舞い以外はありえないと自分に言い聞かせて急いで手仕舞いを行いました。
この一連の出来事での損失は137万円となり、株を含めた投資家人生でワースト1位の損失となりました。
長くなりましたので、後日談と振り返りについては次の記事で書きたいと思います。
それでは~。
プロフィール
HN:
キール
性別:
男性
自己紹介:
8年ほど前に会社の持ち株会がきっかけで、株に興味を持つものの、ニュースやファンダメンタルズばかりを考え、何度も痛い目にあう。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
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年間収支(シストレ)
2024年
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
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