キールのシストレ日記
イザナミを使ったシストレ、FXなどで資産運用をしています。
2020年のコロナ相場はある意味2008年以上に凄まじい相場でした。
2008年のリーマンショックの暴落は、今も相場参加者に教訓として語り継がれています。今年の暴落もそれに匹敵するぐらいのものがありました。それだけにとどまらずその後も、3ヶ月で暴落前まで回復。さらに年末にかけても株価が上昇し、アメリカの主要指数は史上最高値を更新、日経平均も31年ぶりの高値更新と暴落以上に大変な事になっています。
2021年は大規模な金融緩和が続き更に株価が躍進するのか、はたまた実体経済との乖離を埋めるため急落が来るのか、どちらもありそうですがシストレはその時のトレンドを簡単に見るぐらいで淡々と進めるのみです。
それでは各戦略について振り返りたいと思います。
・順張り(+159,500円)
順張りは、数字だけを見れば年間通してプラス収支となりました。
ただ上のグラフを見ると手放しで喜んでいいものではありませんよね・・・。下半期の相場は良かったにもかかわらずトントンどころか損を重ねてしまっているのはいただけないです。来年も運用していきますが、てこ入れも考える必要がありそうです。
・逆張り(-118,800円)
逆張りは、数字だけを見れば年間通してマイナス収支となりました。
ですが、順張りと異なりコロナショック以降の上昇相場の波には乗れているんですよね。順張りは試合に勝って勝負に負けた感じで悔しいのに対し、逆張りは試合には負けたのに勝負には勝った感じがして満足感があるのは不思議なものです(^^;)
コロナショックの暴落を事故とみて年間収支マイナスでもよしとするか、上手くさばけていないことで否とするかは人によって評価が分かれそうですが、自分は前者の考えを推し、こちらも引き続き運用していきます。
・空売り(+2,688,300円)
空売りは、年間を通して安定して稼いでくれました。
グラフも右肩上がりで、収益も全戦略中トップと完全無欠のように思えますが、いくつか大きな弱点あります。
まず、12月の収支まとめで書いたようにエントリー後に担がれ、場合によってはこれまでの収益を吹っ飛ばす危険性があることです。相場格言で「買いは家まで、売りは命まで」なんてものがありますが、本当に稀ですがその危険性と常に隣り合わせであるのは間違いないです。
次に、ミスが発生しやすい所です。毎月の収支まとめを見ている方で気づいている方がいるかもしれませんが、裁量の収支欄でシストレのミスを計上していると思います。実はほとんどが空売り戦略によるものです。うっかりな部分もありますが、戦略の性質上発生してしまうのは仕方のない部分です。
またミスではないですが、裁量では空売り戦略の値幅上限を超えた部分を仕掛けています。期待値は高いのですが、今年は全く振るいませんでした。
ミスと値幅上限以上の仕掛けに該当する裁量を、空売りの成績に合算させると次のようになります。
・空売り+裁量(空売り該当部分)(+1,273,000円)
かなり大雑把な集計のため参考程度ですが、大幅なプラスは確保しているものの先ほどのグラフと印象が変わっています。ミスはともかく、値幅上限外の仕掛けは良い方向に転がれば、オリジナルより右肩上がりグラフを描くこともありますが、こういう結果にもなることを忘れてはいけません。
とはいうもののこれだけやらかしても、大きな利益を確保しているとも言えるわけですから勿論来年も運用していきます(^^♪
・急落(+2,076,900円)
逆張りが災害から身を護る家のような存在ならば、急落は地下シェルターのようなものです。言わば最終防衛ラインなわけですが、3月のコロナショックではあっさり突破されることになりました。
3/12には+160万円ほどだったのに、11日後の3/23には-150万円になってます。更にその3日後の3/26には+207万円になりジェットコースターの収支が伝わってくると思います(^^;)今でこそ冷静に振り返れますが、当時は最終的には勝ったもののかなり精神的に削られたのを覚えています。
3月の日記でも書きましたが、若干ですがシグナル数を減らして来年に臨みます。
余談ですが、運命共同体である逆張りと合わせると次のグラフになります。
・逆張り+急落(+1,958,100円)
逆張りがマイナス収支のため、急落単体より収支は悪化しますが、平穏時は逆張りがコツコツ稼ぎ、緊急時には急落がガツンと稼いでいくグラフは良いコンビだと思いますし、逆張りの評価は可で良いのかなと思います。
・合計(+4,805,900円)
・2016年~2020年合計(+10,823,900円)
5年間の合計収支は+1000万を突破していました!!
節目の数字を超えたからってボーナスがあるわけではないですが、やっぱり嬉しいですよね(^^♪
思えばイザナミを購入してすぐの頃、10数年の検証結果で良い成績の戦略ができあがると興奮したのを覚えています。これを運用していけばお金が爆発的に増えると思ったからですが、一筋縄ではいかない事も分かっていました。
この検証結果はあくまで過去の結果に過ぎず、カーブフィッティングやスリッページ、マーケットインパクトや外部環境の変化など様々な不確定要素があり半信半疑な部分もありました。しかしシストレを始めて7年以上経ちますが、紆余曲折ありながらも決して絵に描いた餅ではなかったた事を自分の手で経験できた事は、当時の自分に教えてあげたいものです。
最後に全戦略を合算した2000年からの検証結果のグラフを載せます。
戦略ごとに手数料が異なるため、実際のものとは完全に一致しない点はご容赦ください。長期間のグラフを見ると、当時は奈落の底のように思えたDDも大部分が若干の凹みにしか見えなくなります。明けない夜はないというわけですね。
しかし一か所だけ回復はしているものの、存在感がある凹みが見つけられます。再三書いてきた2020年3月のコロナショックです。それだけ今年は異質な相場でした。それをリアルタイムで体験できたことは、今後のトレードにも活きてくると思います。
近年、平穏な相場と急変動の相場が1年ごとに来てますが、来年もその法則に倣って平穏な相場で息をつきたいものです(^^;)
皆さん良いお年を!
それでは~。
2008年のリーマンショックの暴落は、今も相場参加者に教訓として語り継がれています。今年の暴落もそれに匹敵するぐらいのものがありました。それだけにとどまらずその後も、3ヶ月で暴落前まで回復。さらに年末にかけても株価が上昇し、アメリカの主要指数は史上最高値を更新、日経平均も31年ぶりの高値更新と暴落以上に大変な事になっています。
2021年は大規模な金融緩和が続き更に株価が躍進するのか、はたまた実体経済との乖離を埋めるため急落が来るのか、どちらもありそうですがシストレはその時のトレンドを簡単に見るぐらいで淡々と進めるのみです。
それでは各戦略について振り返りたいと思います。
・順張り(+159,500円)
順張りは、数字だけを見れば年間通してプラス収支となりました。
ただ上のグラフを見ると手放しで喜んでいいものではありませんよね・・・。下半期の相場は良かったにもかかわらずトントンどころか損を重ねてしまっているのはいただけないです。来年も運用していきますが、てこ入れも考える必要がありそうです。
・逆張り(-118,800円)
逆張りは、数字だけを見れば年間通してマイナス収支となりました。
ですが、順張りと異なりコロナショック以降の上昇相場の波には乗れているんですよね。順張りは試合に勝って勝負に負けた感じで悔しいのに対し、逆張りは試合には負けたのに勝負には勝った感じがして満足感があるのは不思議なものです(^^;)
コロナショックの暴落を事故とみて年間収支マイナスでもよしとするか、上手くさばけていないことで否とするかは人によって評価が分かれそうですが、自分は前者の考えを推し、こちらも引き続き運用していきます。
・空売り(+2,688,300円)
空売りは、年間を通して安定して稼いでくれました。
グラフも右肩上がりで、収益も全戦略中トップと完全無欠のように思えますが、いくつか大きな弱点あります。
まず、12月の収支まとめで書いたようにエントリー後に担がれ、場合によってはこれまでの収益を吹っ飛ばす危険性があることです。相場格言で「買いは家まで、売りは命まで」なんてものがありますが、本当に稀ですがその危険性と常に隣り合わせであるのは間違いないです。
次に、ミスが発生しやすい所です。毎月の収支まとめを見ている方で気づいている方がいるかもしれませんが、裁量の収支欄でシストレのミスを計上していると思います。実はほとんどが空売り戦略によるものです。うっかりな部分もありますが、戦略の性質上発生してしまうのは仕方のない部分です。
またミスではないですが、裁量では空売り戦略の値幅上限を超えた部分を仕掛けています。期待値は高いのですが、今年は全く振るいませんでした。
ミスと値幅上限以上の仕掛けに該当する裁量を、空売りの成績に合算させると次のようになります。
・空売り+裁量(空売り該当部分)(+1,273,000円)
かなり大雑把な集計のため参考程度ですが、大幅なプラスは確保しているものの先ほどのグラフと印象が変わっています。ミスはともかく、値幅上限外の仕掛けは良い方向に転がれば、オリジナルより右肩上がりグラフを描くこともありますが、こういう結果にもなることを忘れてはいけません。
とはいうもののこれだけやらかしても、大きな利益を確保しているとも言えるわけですから勿論来年も運用していきます(^^♪
・急落(+2,076,900円)
逆張りが災害から身を護る家のような存在ならば、急落は地下シェルターのようなものです。言わば最終防衛ラインなわけですが、3月のコロナショックではあっさり突破されることになりました。
3/12には+160万円ほどだったのに、11日後の3/23には-150万円になってます。更にその3日後の3/26には+207万円になりジェットコースターの収支が伝わってくると思います(^^;)今でこそ冷静に振り返れますが、当時は最終的には勝ったもののかなり精神的に削られたのを覚えています。
3月の日記でも書きましたが、若干ですがシグナル数を減らして来年に臨みます。
余談ですが、運命共同体である逆張りと合わせると次のグラフになります。
・逆張り+急落(+1,958,100円)
逆張りがマイナス収支のため、急落単体より収支は悪化しますが、平穏時は逆張りがコツコツ稼ぎ、緊急時には急落がガツンと稼いでいくグラフは良いコンビだと思いますし、逆張りの評価は可で良いのかなと思います。
・合計(+4,805,900円)
・2016年~2020年合計(+10,823,900円)
5年間の合計収支は+1000万を突破していました!!
節目の数字を超えたからってボーナスがあるわけではないですが、やっぱり嬉しいですよね(^^♪
思えばイザナミを購入してすぐの頃、10数年の検証結果で良い成績の戦略ができあがると興奮したのを覚えています。これを運用していけばお金が爆発的に増えると思ったからですが、一筋縄ではいかない事も分かっていました。
この検証結果はあくまで過去の結果に過ぎず、カーブフィッティングやスリッページ、マーケットインパクトや外部環境の変化など様々な不確定要素があり半信半疑な部分もありました。しかしシストレを始めて7年以上経ちますが、紆余曲折ありながらも決して絵に描いた餅ではなかったた事を自分の手で経験できた事は、当時の自分に教えてあげたいものです。
最後に全戦略を合算した2000年からの検証結果のグラフを載せます。
戦略ごとに手数料が異なるため、実際のものとは完全に一致しない点はご容赦ください。長期間のグラフを見ると、当時は奈落の底のように思えたDDも大部分が若干の凹みにしか見えなくなります。明けない夜はないというわけですね。
しかし一か所だけ回復はしているものの、存在感がある凹みが見つけられます。再三書いてきた2020年3月のコロナショックです。それだけ今年は異質な相場でした。それをリアルタイムで体験できたことは、今後のトレードにも活きてくると思います。
近年、平穏な相場と急変動の相場が1年ごとに来てますが、来年もその法則に倣って平穏な相場で息をつきたいものです(^^;)
皆さん良いお年を!
それでは~。
プロフィール
HN:
キール
性別:
男性
自己紹介:
8年ほど前に会社の持ち株会がきっかけで、株に興味を持つものの、ニュースやファンダメンタルズばかりを考え、何度も痛い目にあう。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
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年間収支(シストレ)
2024年
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
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