キールのシストレ日記
イザナミを使ったシストレ、FXなどで資産運用をしています。
トラリピとマネパの連続予約注文を使用して自動売買をした場合どちらが有利か?前回までだと連続予約注文が圧勝の感じでしたが、ここからトラリピ有利の点が多数あります。続きを見ていきましょう。
【逆指値】
現在値より高い値を超えたら買いポジションを持つ、または現在値より低い値を超えたら売りポジションを持つ発注方法を逆指値といいます。トレードを始めたての人にはピンと来ない発注方法ですが、節目のラインを超えたら仕掛けたり、ロスカット時に利用します。
逆指値に関しては、トラリピには制約がなく使いやすいです。一方で連続予約注文ではデフォルトで逆指値は使えません。ただし、若干のコストはかかりますが疑似的に逆指値の発注は可能です。デメリットは前述のコストと発注が面倒くさい点ですが、それが容認できるなら連続予約注文でも対応可能です。
【リピート回数】
トラリピはリピート回数が無制限なため、一度設定しすれば設定を直さない限りは放置も可能です。一方で連続予約注文は20回までの上限があります。ただし上限が近づいたら取り消して再発注すればよく、数ヶ月に1度見る程度でも十分に管理できるかと思います。
参考程度にですが、私は今年の2月から連続予約注文による自動売買を始めました。その直後からコロナショックによるハイボラ相場が始まりましたが、この相場でも15/20が最大でした。異常相場を含んでこれですから、通常の相場ではもう少し耐えられるではと思います。
【注文上限】
トラリピの方は確認できなかったのですが、おそらく上限はないかと思います。一方で連続予約注文では1000までです。これに関しては問題ない人と、影響がある人に分かれると思います。
通貨ぺアを抑えてる人と狭いレンジで設定する人は問題ありません。逆に影響があるのは、様々な通貨を持ち、かつ広めのレンジで設定する人には1000では足りません。私は後者の人間なので、連続予約注文のみでは対応できない状態です。
【発注】
トラリピでは、1回の発注で101本のリピート注文を出すことができます。一方でマネパでは1本1本発注するのでかなり大変です。
余談ですが、連続予約注文を出すときはスマホからではなくPCからやった方が2回目、3回目…の発注がEnterキーの押しっぱなしで進めるでかなり楽になると思います。ちなみに先日の値幅を変えた際、ほとんどの注文を取消し発注し直しましたが、おおよそ6時間ぐらいかかりました。これをどうみるかはこれからやる人の参考になればと思います。
【メンテナンス】
トラリピでは、メンテナンスも簡単です。値幅変更やレンジの変更やトラップ本数の増減も簡単にできます。地味に嬉しいのが、そのレンジ内でポジションを保有している際、それらのポジションを決済するか保持したままにするかを選べることができます。
一方で連続予約注文は、一度設定を変えるとなると1つ1つ注文を取り消す事になります。設定を取り消すと該当のポジションは保持する形となり、手仕舞いしたい場合は別途手動で発注する必要があります。
【キャンペーン】
トラリピでは四半期ごとに入金キャンペーンというものをやってます。今回から若干ルールが変わりましたが、特定の日からキャンペーン終了までの入金額の差を比較し、10万円ごとに100ポイントがプレゼントされます。このポイントは現金や電子マネー、他社ポイントに8~9割のレートで交換できます。
今回から特定の日付にポジションを持っている事が条件になりますが、4/28の6:20時点と7/1の5:50時点の残高を比較して増額分のポイントが付与されます。極端に言ってしまえば、終了間際に入金してしまえばローリスクでポイントを獲得できます。
一方でマネパは、15周年を迎え大々的なキャンペーンをやってます。ただしその対象はPFXのみで、nanoの方は対象外となり残念です。一昨年には新興国通貨のスワップ強化キャンペーンなどをやっていたので、今後に期待したいところです。
【収支管理】
おおまかに収支をつける方には大差ないですが、通貨ごと、日々の損益をまとめる人ではマネパの方が管理しやすいと思います。当日分は通貨ごとに合計収支が出ますし、過去分もカレンダーで日付指定をすれば同じようにまとめる事ができます。
一方でトラリピの方は、通貨別に収支をつける場合は1ポジションずつ入力が必要になります。ただ計算そのものはExcelに任せれば良いためそこまで大変ではありません。しかし問題なのがスワップで、決済したポジションについても翌日早朝を跨ぐとスワップが付与されるため、再度入力をし直す必要が出てきます。
【両建て時の証拠金】
トラリピ、マネパともに売り、買いの高い方の証拠金のみかかります。買いもしくは売り一辺倒の人には関係ないですが、恩恵を受けるのはハーフ&ハーフの戦略を使うときです。
ハーフ&ハーフとは各通貨ペアの長期チャートで買いゾーンと売りゾーンを基準値で分けます。基準値より下では買いポジション、上では売りポジションを持ちます。それにより少ない証拠金で多くの発注ができるメリットがありますが、上抜けと下抜けの両方のリスクをかかえる事がデメリットになります。
トラリピ、マネパとも売り、買いの高い方の証拠金のみがかかるので、この手法が効率的にできます。
【シュミレーション】
前回の記事では入れていなかったのですが、思いついたので項目に追加しました。
トラリピではトラリピ用のシュミレーターが充実しており、事前にリスクについて調べやすいです。一方で、マネパではシュミレーター機能が無くなってしまい調べる事ができません。手計算で算出することもできますが、シュミレーターで自動計算を行ってくれるのに比べたら敷居が高いです。
【対象】
総括になります。
トラリピ、連続予約注文ともに一長一短があります。長所を活かせる対象は誰になるだろうと考えると、トラリピは初心者や時間のない人、楽をしたい人に向いています。トラリピはその名の通りトラップリピートイフダンからつけられた愛称で、その設定を効率的にできるように特化しています。
初心者の方は多少の知識は必要になりますが、指値(逆指値)→指値決済→イフダン注文→リピート注文→トラップ(複数設置)の流れで覚えてゆき、それを理解してしまえばツールも使いやすいですし発注まで辿りつけると思います。またその発注の手軽さから時間のない人や、楽したい人にも向いています。
マネパの連続予約注文は中級者や時間のある人、コスパを気にする人に向いています。連続予約注文はトラリピでいうところのリピートイフダン注文部分に相当します。トラリピでは1回にこの注文を101個発注できますが、連続予約注文は1つ1つ手動で発注していく必要があり、初心者には取っ掛かりにくいです。
時間も必要になりますが、それさえ受け入れる事ができれば圧倒的なコストパフォーマンスを手に入れられます。トラリピ以外の自動売買は複数ありますが、どこも広いスプレッドだったり狭いスプレッドでも別途手数料がかかったりします。一方で連続予約注文は、業界最狭水準並みのスプレッド幅で別途手数料を支払わなくても利用できます。コストが減るということは結果的に利益が増えるわけで、パフォーマンスが目に見えて改善できるのは大きい事だと思います。
ちなみに私は現在値付近(よく約定する部分)では連続予約注文を、そこから離れたところはトラリピで補完しています。なるべく連続予約注文の恩恵をあやかりたいという考えです。
2回に渡り長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?人によりベストな選択は変わってきますが、前回と今回の記事が参考になればなと思います。
それでは~。
【逆指値】
現在値より高い値を超えたら買いポジションを持つ、または現在値より低い値を超えたら売りポジションを持つ発注方法を逆指値といいます。トレードを始めたての人にはピンと来ない発注方法ですが、節目のラインを超えたら仕掛けたり、ロスカット時に利用します。
逆指値に関しては、トラリピには制約がなく使いやすいです。一方で連続予約注文ではデフォルトで逆指値は使えません。ただし、若干のコストはかかりますが疑似的に逆指値の発注は可能です。デメリットは前述のコストと発注が面倒くさい点ですが、それが容認できるなら連続予約注文でも対応可能です。
【リピート回数】
トラリピはリピート回数が無制限なため、一度設定しすれば設定を直さない限りは放置も可能です。一方で連続予約注文は20回までの上限があります。ただし上限が近づいたら取り消して再発注すればよく、数ヶ月に1度見る程度でも十分に管理できるかと思います。
参考程度にですが、私は今年の2月から連続予約注文による自動売買を始めました。その直後からコロナショックによるハイボラ相場が始まりましたが、この相場でも15/20が最大でした。異常相場を含んでこれですから、通常の相場ではもう少し耐えられるではと思います。
【注文上限】
トラリピの方は確認できなかったのですが、おそらく上限はないかと思います。一方で連続予約注文では1000までです。これに関しては問題ない人と、影響がある人に分かれると思います。
通貨ぺアを抑えてる人と狭いレンジで設定する人は問題ありません。逆に影響があるのは、様々な通貨を持ち、かつ広めのレンジで設定する人には1000では足りません。私は後者の人間なので、連続予約注文のみでは対応できない状態です。
【発注】
トラリピでは、1回の発注で101本のリピート注文を出すことができます。一方でマネパでは1本1本発注するのでかなり大変です。
余談ですが、連続予約注文を出すときはスマホからではなくPCからやった方が2回目、3回目…の発注がEnterキーの押しっぱなしで進めるでかなり楽になると思います。ちなみに先日の値幅を変えた際、ほとんどの注文を取消し発注し直しましたが、おおよそ6時間ぐらいかかりました。これをどうみるかはこれからやる人の参考になればと思います。
【メンテナンス】
トラリピでは、メンテナンスも簡単です。値幅変更やレンジの変更やトラップ本数の増減も簡単にできます。地味に嬉しいのが、そのレンジ内でポジションを保有している際、それらのポジションを決済するか保持したままにするかを選べることができます。
一方で連続予約注文は、一度設定を変えるとなると1つ1つ注文を取り消す事になります。設定を取り消すと該当のポジションは保持する形となり、手仕舞いしたい場合は別途手動で発注する必要があります。
【キャンペーン】
トラリピでは四半期ごとに入金キャンペーンというものをやってます。今回から若干ルールが変わりましたが、特定の日からキャンペーン終了までの入金額の差を比較し、10万円ごとに100ポイントがプレゼントされます。このポイントは現金や電子マネー、他社ポイントに8~9割のレートで交換できます。
今回から特定の日付にポジションを持っている事が条件になりますが、4/28の6:20時点と7/1の5:50時点の残高を比較して増額分のポイントが付与されます。極端に言ってしまえば、終了間際に入金してしまえばローリスクでポイントを獲得できます。
一方でマネパは、15周年を迎え大々的なキャンペーンをやってます。ただしその対象はPFXのみで、nanoの方は対象外となり残念です。一昨年には新興国通貨のスワップ強化キャンペーンなどをやっていたので、今後に期待したいところです。
【収支管理】
おおまかに収支をつける方には大差ないですが、通貨ごと、日々の損益をまとめる人ではマネパの方が管理しやすいと思います。当日分は通貨ごとに合計収支が出ますし、過去分もカレンダーで日付指定をすれば同じようにまとめる事ができます。
一方でトラリピの方は、通貨別に収支をつける場合は1ポジションずつ入力が必要になります。ただ計算そのものはExcelに任せれば良いためそこまで大変ではありません。しかし問題なのがスワップで、決済したポジションについても翌日早朝を跨ぐとスワップが付与されるため、再度入力をし直す必要が出てきます。
【両建て時の証拠金】
トラリピ、マネパともに売り、買いの高い方の証拠金のみかかります。買いもしくは売り一辺倒の人には関係ないですが、恩恵を受けるのはハーフ&ハーフの戦略を使うときです。
ハーフ&ハーフとは各通貨ペアの長期チャートで買いゾーンと売りゾーンを基準値で分けます。基準値より下では買いポジション、上では売りポジションを持ちます。それにより少ない証拠金で多くの発注ができるメリットがありますが、上抜けと下抜けの両方のリスクをかかえる事がデメリットになります。
トラリピ、マネパとも売り、買いの高い方の証拠金のみがかかるので、この手法が効率的にできます。
【シュミレーション】
前回の記事では入れていなかったのですが、思いついたので項目に追加しました。
トラリピではトラリピ用のシュミレーターが充実しており、事前にリスクについて調べやすいです。一方で、マネパではシュミレーター機能が無くなってしまい調べる事ができません。手計算で算出することもできますが、シュミレーターで自動計算を行ってくれるのに比べたら敷居が高いです。
【対象】
総括になります。
トラリピ、連続予約注文ともに一長一短があります。長所を活かせる対象は誰になるだろうと考えると、トラリピは初心者や時間のない人、楽をしたい人に向いています。トラリピはその名の通りトラップリピートイフダンからつけられた愛称で、その設定を効率的にできるように特化しています。
初心者の方は多少の知識は必要になりますが、指値(逆指値)→指値決済→イフダン注文→リピート注文→トラップ(複数設置)の流れで覚えてゆき、それを理解してしまえばツールも使いやすいですし発注まで辿りつけると思います。またその発注の手軽さから時間のない人や、楽したい人にも向いています。
マネパの連続予約注文は中級者や時間のある人、コスパを気にする人に向いています。連続予約注文はトラリピでいうところのリピートイフダン注文部分に相当します。トラリピでは1回にこの注文を101個発注できますが、連続予約注文は1つ1つ手動で発注していく必要があり、初心者には取っ掛かりにくいです。
時間も必要になりますが、それさえ受け入れる事ができれば圧倒的なコストパフォーマンスを手に入れられます。トラリピ以外の自動売買は複数ありますが、どこも広いスプレッドだったり狭いスプレッドでも別途手数料がかかったりします。一方で連続予約注文は、業界最狭水準並みのスプレッド幅で別途手数料を支払わなくても利用できます。コストが減るということは結果的に利益が増えるわけで、パフォーマンスが目に見えて改善できるのは大きい事だと思います。
ちなみに私は現在値付近(よく約定する部分)では連続予約注文を、そこから離れたところはトラリピで補完しています。なるべく連続予約注文の恩恵をあやかりたいという考えです。
2回に渡り長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?人によりベストな選択は変わってきますが、前回と今回の記事が参考になればなと思います。
それでは~。
プロフィール
HN:
キール
性別:
男性
自己紹介:
8年ほど前に会社の持ち株会がきっかけで、株に興味を持つものの、ニュースやファンダメンタルズばかりを考え、何度も痛い目にあう。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
これではいけないとテクニカル分析を勉強し、一定の成果をあげるもサラリーマンという縛りの中、条件にあった銘柄を探すこと、常に保有株を監視しなければいけないことに大変さを覚える。
そんな自分がシステムトレードソフト『イザナミ』に出会い、システムトレーダーとしての記録をまとめてます。
最近は、FXにも参入し、積極的な資産運用に取り組んでます。
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年間収支(シストレ)
2024年
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
2022年
合計+2,996,780円
2021年
合計-481,900円
2020年
合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
2014年
合計+224,078円
2013年
合計-17,243円
合計+3,500,564円
2023年
合計+2,460,030円
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2021年
合計-481,900円
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合計+4,805,900円
2019年
合計+1,275,600円
2018年
合計+3,070,310円
2017年
合計+1,023,200円
2016年
合計+648,900円
2015年
合計+18,200円
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合計+224,078円
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合計-17,243円
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